赤ワイン イタリア ヴェネト州
皆さんこんにちは。今日も飲食店様のリピーター増加につながる美味しいワインについてお話します。
今回はヴェネト州のワインをご紹介します。
ヴェネト州はアドリア海の一番北に面するイタリア半島北東部の州で、州都は世界的に有名な人気観光地ヴェネツィア
ですね。またヴェネト州と言えばヴェネツィアと並んで頭に浮かんでくるのがウィリアム・シェイクスピアの戯曲「ロミオ
とジュリエット」の舞台となった世界遺産ヴェローナの街ですよね。
ヴェローナはヴェネツィアとは違い内陸にあるヴェネト州西部の都市なんですが、実はこのヴェローナはイタリアワイン界
においても絶対に外せない有名どころで、皆さんも一度は聞いたことのある、あのイタリア屈指の名ワイン「アマローネ」
が生産されているヴァルポリチェッラ村のある場所なんですね。
そしてアマローネと言えばイタリアワイン界を代表する造り手の一人「アマローネの父」と言われるジュゼッペ・クインタ
レッリ氏です。
氏は2012年に故人となりましたが、氏の手掛けたワインは今でもスーパータスカンと呼ばれるトスカーナ州の高級ワイン
(機会があればまたご紹介します)にも引けを取りません(価格はもちろんのこと)。
そのクインタレッリ氏のもとで研鑽を積んで独立をした新進気鋭の若手醸造家であるルーカ・フェドリーゴ氏が創業した
ブランドがラルコです。
ヴァルポリチェッラの伝統をしっかりと引き継ぎながらも新しい挑戦の中で作られたラルコ ヴァルポリチェッラ リパッソ
クラシコ スペリオーレはすごい人気ぶりで、日本に入ってきてもすぐに売り切れになるほどです。
値段が手頃だというのもあるのでしょうが、ネットで探しいても売り切れ表示を見かけることがありました。
ブドウ品種はコルヴィーナ、ロンディネッラ、モリナーラといった、主にヴェローナで栽培される所謂アマローネブドウと
呼ばれる品種です。そして味わいはとても濃厚でまろやかなフルボディで、なおかつドライフルーツを凝縮したような香り
が特徴的です。
ちなみにワインのボディですが、フルボディというのは「重厚感」「コク深い」「ふくよか」というような印象を表現する
言葉です。
このワインは鉄板焼き屋さんのカウンター席で、フィレ肉や厚めのタン、ソースマヨたっぷりのお好み焼きはもちろんのこ
と、目の前で手際よく作ってもらう分厚く焼いたプルンプルンのだし巻き卵なんかにも相性抜群ですよ!
ワイン好きのご常連に一度は勧めてみてください。
「ロミオとジュリエットの舞台になったあの・・・」なんてトークもはさみながら。
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