赤ワイン  イタリア  ピエモンテ州

 

 

皆さんこんにちは。今日も飲食店様の利益率アップにつながる素敵なワインをご紹介します。

 

 

今回はピエモンテ州の赤ワインです。ピエモンテ州の赤ワインと言えばバローロやバルバレスコが日本でも大変有名ですが

 

同じくらいピエモンテで双璧をなす赤ワインがガッティナーラです。ガッティナーラ地区はピエモンテでも大分北東寄りの

 

地域にあり、アルプス山脈の麓の冷涼なテロワール(土壌)でブドウが作られています。

 

そのブドウはバローロと同じ品種のネッビオーロ(この地域ではスパンナと呼ばれる)で、鉄分やミネラルをたっぷり含んだ

 

とても骨格のしっかりしたワインです。

 

 

ガッティナーラの造り手はいくつかあるのですが、ガッティナーラ地区の畑の半分を占めると言われるガッティナーラの

 

パイオニア的生産者であるトラヴァリーニをご紹介します。

 

 

トラヴァリーニのガッティナーラはご覧の通りボトルが独特な形状をしているのが最大の特徴です。おそらく世界中のワインでも

 

珍しいのではないでしょうか。

 

 

1950年代の創業時からこのデザインらしいのですが、ワインを熟成さる時に出来る澱をデキャンタージュ(飲む前にデキャンタへ

 

移し替えること)し易いようにボトル内で溜めておくためなんです。

 

 

味のほうですが、抜栓直後は少し強めの酸を感じます。酸味が苦手な方は向かないかもしれません。

 

バローロに比べてガッティナーラと名の付くワインは総じて少し酸味が強いと思います。

 

しかしこのトラヴァリーニも開くにつれて凝縮された果実香としっかりしたボディを感じることが出来るので

 

じっくりと変化するフルボディを楽しみたい方はハマるのではないでしょうか。

 

 

またお料理とのマリアージュですが、基本的に渋みと酸味が持ち味なので、ワインが負けてしまうような風味の強い料理は避けた

 

方がいいと思います。肉にしても個性の強いソースは合わないでしょう。

 

個人的には懐石料理などの和食にはピッタリくると思います。鴨肉と瓜の炊き合わせなんかは最高にマッチするでしょうね。

 

ボトルが独特なので初めてご覧になるお客様は喜ばれると思います。

 

カウンター越しに会話が弾みそうですね。