赤ワイン イタリア ヴェネト州
みなさんお元気ですか? 私は毎日コロナ関連で支援策の申請や相談で毎日が
過ぎていく感じです。世相と同じで心の中も曇り空になりがちなこの頃ですが
暗い顔をしていてもどうにもならないので、久しぶりに安くて美味しいワインの
話をします。
このブログでアマローネをご紹介するのは二度目ですね。
前回ご紹介したコルテジャーラのアマローネよりもさらにお安いのでご紹介したい
と思います。
ヴェローナのヴァルポリチェッラにあるクラシッコ地区のムラーリというカンティ
ーナが造るアマローネなんですが、アマローネの日本における小売価格はだいたい
5000円から10000円の価格帯が多いです。ヴィンテージによっては数万
するボトルもあるくらい、イタリアワインと言えばアマローネ、アマローネと言えば
イタリアワインの代表選手というほどそのポジションは揺るぎないものが有ります。
そしてこのムラーリのアマローネですがなんと3000円台で購入できます。
アマローネがこの値段で手に入るなんて場合によっては家飲みのテーブルワインに
してしまいそうですよね(笑)。
アマローネをテーブルワインになんて、どれだけ贅沢な話でしょうか・・・。
さてお味の方ですがお値段が安いから味の方も2流なのではと思いがちですが
まず抜栓してグラスに注ぎその香りをかいだ瞬間「スゴっ」って感じでした。
何がすごいのか、豊かな樽香がたっぷりと漂ってくるのです。そして一口飲めば
やはり「アマローネ」です。当たり前ですが。
少し苦みのある重いコクを感じた後にさらっと下を包む微かな甘み、まさにアマ
ローネですね。
葡萄はおなじみのコルヴィーナ、ロンディネッラ、モリナーラのヴァルポリチェッラ
ブレンドです。
お料理とのマリアージュですがパッシメント(陰干し)したコルヴィーナはやはり
チーズ料理とはとても相性がいいので、ちょっと季節外れになってきましたがチーズ
フォンデュで小さく切ったソーセージや少しキツネ色に焼いたジャガイモをネタに
していただくと普段以上にグラスが進みます。
あと家食なんかだとホットプレートでお好み焼きに使う薄い豚バラ肉を切らずに1枚
か2枚敷くように軽く両面を焼いてシンプルに岩塩とブラックペッパーだけで食べる
鉄板豚しゃぶもめちゃくちゃよく合います。
牛肉でも鶏肉でもなくアマローネは豚肉ですね。
このお値段なら比較的安くお店にも置けるのではないでしょうか。
もしもお店でアマローネを6000円~7000円でリストに載せていれば喜ぶ
ワイン好きは多いでしょうね。
飲食店オーナーのみなさん是非ともご検討宜しくお願い致します。
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