赤ワイン イタリア カンパーニャ州
皆さんこんにちは。今日も飲食店様の集客アップにつながる美味しいワインについてお話します。
今回は南イタリアの少しマニアックなワインをご紹介しましょう。
数年前に邦画の舞台にもなったカンパーニャ州のアマルフィで造られている赤ワインでコスタ ダマルフィ トラモンティ ロッソ
です。
カンパーニャや隣のバジリカータではアリアニコ種で造られる赤ワインが多いのですが、このワインはアマルフィの
トラモンティ村で栽培されるティントーレ種とピエーディロッソ種がそれぞれ40%と30%使われており、あとはアリアニコ
というセパージュなんです。
樹齢100年の古樹が植えられており、他のブドウではなかなか味わえないワインを造る産地として有名です。
まず香りですが、正直あまり果実香は強くないです。そして飲んでみると、最初にまろやかさを感じるのですが、そのあとに
何とも言えないタンニンがあり、喉の奥に淡い渋みが残ります。
ただ総じて飲みやすいワインであり、確かに南イタリアに多いアリアニコ100%のワインとは少し趣は違います。
結構複雑な表情を見せるので飲み飽きることなく1本楽しめるのではないでしょうか。
ワイナリーはサンフランチェスコという2004年に創業した新しいワイナリーなんですが、個性のある斬新なワイン造りに
年々注目を集めています。
いずれにしてもクセはないのでどなたでも楽しめるワインです。なによりもアマルフィ海岸のワインと言うだけで珍しがられ
話題性もあるので、ワイン好きのご常連でいつもと違う銘柄をお探しであれば、リストには載せずにそっと裏から
コスタ・ダマルフィをお出しになったらきっと喜ばれると思いますよ。
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