赤ワイン   イタリア   トスカーナ州

 

 

皆さんこんにちは。今日も飲食店様の経営力アップにつながる素敵なワインについてお話します。

 

 

今回はイタリアの名門貴族が造るトスカーナの赤ワインをご紹介します。

 

 

トスカーナ州のキャンティクラシコ地区にそびえるブローリオ城は1000年もの歴史を誇るリカーゾリ家の居城です。ここで代々ワ

 

インを醸造するワイナリーがバローネリカーゾリ社です。このリカーゾリ家、19世紀には「鉄の男爵」と言われたベッティーノ・

 

リカーゾリ男爵がブドウの栽培に力を注ぎ、キャンティのブレンド比率を確立した、言わばキャンティワインの基礎を作った立役

 

者で、本人はイタリア共和国の第2代首相も務めた政治的にも著名な方なんです。そして現在は第32代の当主であるフランチェス

 

コ・リカーゾリ氏がワイナリーのオーナーをされており、2017年にリカーゾリ氏が来日され滋賀県の長浜ロイヤルホテルでバロー

 

ネリカーゾリのワイン試飲会が開催された時、ラッキーにも縁あって試飲会に参加させて頂く機会に恵まれました。

 

リカーゾリ氏は見るからに気品のある紳士で、英語も堪能で食事の最中に一緒に記念撮影をさせてもらいとても感動しました。

 

 

バローネリカーゾリが造るワインは複数の種類があり、中にはスーパータスカンとされるワインもあります。その中の1本である

 

ブローリオ キャンティ クラシコ リゼルヴァはブドウのセパージュがサンジョベーゼ80%、メルロー15%、カベルネソーヴィニヨ

 

5%となっており、サンジョベーゼの酸味を和らげるために敢えて少しだけメルローをブレンドしているのではないかと思うので

 

すが、19世紀にキャンティの礎を築いたベッティーノ・ リカーゾリ氏がブレンド比率の確立にサンジョベーゼ以外の品種を混ぜた

 

苦労の軌跡を垣間見ること出来ますね。

 

 

なので味わいはとても素直で飲みやすく、ブルーベリーなどの果実の芳香さにリカーゾリ家の気品を感じます。とにかく癖のない

 

赤ワインなのでどなたでも、そしてどんなシーンでも楽しめるワインです。

 

個人的には沖縄のアグー豚をグリルしたものととてもよく合うと思いました。ビーフよりもあえてのポーク料理と共に、「トスカ

 

ーナのラフィット」を造るといわれたリカーゾリ家の実力をぜひお試しください。