赤ワイン  イタリア  トスカーナ州

 

 

皆さんこんにちは。今日も飲食店様の人気度アップにつながる美味しいワインをご紹介します。

 

 

今回は少しユニークなワインです。

 

 

トスカーナの赤ワインでオリヴィ レ ブケ メメントと言うワインなんですが、セパージュがサンジョベーゼ50%、シラー50%という

 

なんとも珍しいブレンド比率をもつワインです。

 

シラー種は言わずと知れた国際品種でどこのお店でも結構出会う機会の多い品種だと思います。

 

シラーはフランスのボルドー地方やブルゴーニュ地方と並びフランスワイン御三家と言われるコート・デュ・ローヌ地方を原産地

 

とするブドウで、オーストラリアでは「シラーズ」と呼ばれるていることでも有名ですね。

 

南フランスの強い日差しを浴びて育ったシラーはアルコール度数が高くとても力強い味わいで濃い赤色が特徴です。

 

 

これに対してサンジョベーゼはしっかりとした品種ではあるのですが、シラーほど主張が強くなくエレガントさが特徴な品種

 

なんですね。

 

なのでこれらが50:50にブレンドされたこのメメントはとてもボリューム感はあるのですが、酸味、程よい甘みとタンニン

 

のバランスが上手くまとまっている印象が強かったです。

 

トスカーナで国際品種を使ったワインはカベルネソーヴィニヨンとメルローのブレンド、いわゆるボルドーブレンドが多いの

 

ですが、これはさすがにローヌワインを感じさせますね。樽香も素晴らしく、結構リピート出来るワインです。

 

 

このメメントはトスカーナ州でもシエナ近郊で造られており、ワイナリーである「オリヴィレ ブケ」は1980年代の創業

 

ですのでまだ新しく、トスカーナでは新進気鋭の存在です。

 

 

また料理とのマッチングですが、シラーと言えばやはり肉料理、特にジビエ系がよく合うと思います。私はこのワインを鴨鍋

 

に合わせるのですが、サンジョベーゼがはいっているおかげで鴨肉の旨味にシラーが勝ってしまうことがありません。

 

なのでとても合わせやすいワインだと思いました。

 

あと牛肉の煮込み料理もマリアージュ抜群だと思います。シンプルにビーフシチューなんかは最高ですね。

 

イタリア料理店に限らず、このワインはいわゆる「洋食屋さん」で用意されておくと喜ばれる1本ではないでしょうか。