赤ワイン   イタリア   カラブリア州

 

 

さて今回も飲食店のオーナー様必見の安くてとても美味しいワインをご紹介します。

 

 

イタリア半島の一番下、カラブリア州の赤ワインで「アレテイア チンクエ

 

カミーニ」です。

 

 

1990年代後半にオッターヴィオ マッサーロ氏が創設したチンクエカミーニ

 

というワイナリーが手掛けているワインで、農薬を極力使用せずに自然環境に

 

配慮して栽培されたブドウから造られています。

 

 

ブドウの品種はマリオッコ100%です。

 

以前カラブリア州の土着品種であるガリオッポをご紹介しましたが、このマリオッコ

 

もカラブリアを代表する土着品種で長期熟成に耐える品種として有名です。

 

 

さてお味の方はガリオッポとは違いほどよいタンニンがあり甘くなく、そして

 

肉厚のある濃厚さを感じさせますのでゆっくりと楽しみながら味わえるワインです。

 

 

お料理とのマリアージュですが、スパイシーなアラビアータやガーリックの効いた

 

シーフードのソテーなどとてもマッチすると思います。

 

 

お値段も3000円くらいで購入できると思いますのでお店のメニューにも

 

載せやすい1本です。

 

 

このワインも一口目から「旨い!」系の赤ワインなので、何か美味しい赤ワインが

 

欲しいとお客様からご注文が有れば、自身を持って出せる失敗しないワインです。

 

数本ストックされてはいかがでしょうか。

 

 

 

 

 

さて今回も参考になるお店をご紹介したいと思います。

 

大阪府茨木市にある「野乃鳥(ののとり)」という焼鳥屋さん

 

なのですが、ご紹介する理由は結構予約をしないと入れないお店だかです。

 

 

茨木市だけでなく居酒屋さんや焼鳥屋さんは沢山ありますが、この野乃鳥も

 

炭火で地鶏を焼いてくれるのですが、洋食のメニューもあり変わったところでは

 

ピザを炭火で焼いてくれたりもします。

 

それに合わせてワインも結構揃えておられます。

 

 

カウンターに座れば目の前に野菜などの食材が大きなお皿に盛られていて

 

ビジュアル的にも食欲をそそります。

 

 

店長もスタッフも愛想のいい方ばかりで、こちらのわがままも聞いてくれて

 

料理を作ってくださいます。

 

 

もともと古民家を改装したお店で全体的に内装が木造であるというのも

 

落ち着きます。

 

 

店の入り口には特大の赤ちょうちんがあり、夕方からは炭とタレのにおいが

 

通りを漂い始めます。

 

 

 

飲食店の基本はまず外から見て何屋さんかをすぐに連想できることと

 

ある程度ガラス越しに中の様子が見えること、そして清潔感です。

 

何料理のお店かわからないのと完全に外から見えなくしている店は

 

よほど有名な会員制高級店でない限り難しいと思います。

 

 

あとは元気で愛想のいいスタッフがポイントですが、昨今の人手不足で思った

 

通りに募集や育成がうまくいかないのが実情です。しかし接客業にとってはコアな

 

部分なので諦めずに取り組みたいところです。

 

 

あとはメニューです。

 

いくら品数が多くてもしょっちゅう来るとなればやはり飽きてくることも

 

ありますので、そこは料理のコンセプトが偏らないようにすることが大切です。

 

 

私はこのお店に行くとよく注文するのがオムレツや目の前で焼いてくれるパンに

 

鶏レバーのペーストを塗って食べる料理です。ワイン好きの私にはたまりません。

 

でも焼き鳥が食べたい日はいきなり串を焼いてもらいますし、シメには毎回

 

といっていいくらい鶏釜飯を注文します。鶏肉入りのキーマカレーやチキンスープ

 

も最高です。

 

もう10年以上通っていますが飽きることがありません。

 

 

飲食店の経営においては、お店のコンセプトを大事にしつつもメニューは偏らずに

 

出来る限り選択肢を多くしてほしいですね。

 

 

そしてアルコールの方もパックのハウスワインだけではなく、安くていいので

 

ミディアムボディー以上のボトルワインを仕入れてグラス売りに出して頂くと

 

おひとり様のお客様でも喜ばれると思います。

 

 

カウンターで観察していると、けっこうおひとり様でグラスワインを注文している

 

お客様が多いんです。

 

おせっかいですが、アルゼンチンやスペインの赤ワインは濃くて美味しくて安い

 

ワインが結構あるのでおすすめですよ。

 

 

あとこちらの鶏鍋はコラーゲンスープを使っていて、なんか博多で鶏鍋を食べている

 

ような気分に浸りやみつきになる味です。

 

ぜひ一度お試しください。